癒しの風ふうみの大和まほろば日記

『癒しの風ふうみ』は奈良県桜井市でヒーリングセッションやヒーリング講座を開講しています。

苦手なものにやっと気付いて生き還った話(後編)

この話の前編はこちら

こんばんは! 癒しの風ふうみです。前編から間があいてしまいましたが「苦手なものにやっと気付いて生き還った話」の後編です。長いです(笑)。

小麦・牛乳の不耐症が判明してから、今年になってもう一つ、自分がとても苦手だったものに氣付いたお話が、この後編です。

その苦手なもの、って「人間」でした…。
「え~っ!?」て感じでしょう!?(* ´艸`)

氣付きのきっかけは、日本の伝統鍼灸である石坂流鍼術の松田さんの鍼治療。
松田さんの鍼は、普通の鍼治療とは次元が違います。わたしは今も月1回で継続して治療を受けていますが、毎回ビックリなものがいろいろ内面から出て来るので、今月も顎がはずれそうになりましたYO!(笑)

石坂流の鍼は、一般的な鍼治療とは異なり(経絡とかツボとかいう中国由来の考え方を基礎とする東洋医学と概念が違う)、体の中にある「硬結」という渦を取っていく施術なのです。「硬結」とは、親から子へと受け継がれてきたネガティブな記憶で、それに化学物質・汚染物質などの毒が合わさり結合したような鉱物状の「生命体」とのこと。遺伝的なのものだけでなく、自分自身のこじらせた感情の塊のようなもので(過去世などの魂の記憶もあるとわたしは感じます)、知らないうちに自分の体の内部の奥深くに潜り込んで石のように固くなって存在している「生命体」とのこと。先祖代々から受け継いだ、やむにやまれぬ苦悩、自身が抱え込んだ精神的な混乱も「硬結」の構成物らしいのです。

フォノグラムと硬結の話(小野田智之さんのブログ)
硬結の反対の事象はあるのでしょうか?(小野田智之さんのブログ)
体の中には目には見えない音の図形が存在するという小野田智之さんの本「物質と精神を繋ぐ フォノグラムー音の図形」

石坂流の鍼の話は前から知っていたのですが、年末に友人のAさんが松田さんの施術を受けた話を聞いていたら「フウミンも体調がまだ万全じゃないなら、早く受けたほうがいいよ! 動かない部分が動くから!」と熱く語るので、彼女の勢いに飲まれ(笑)、京都の施術会に申し込んだのです。

松田さんの鍼を実際に受けてみたら、んもう、ビックリ!!!
とにかく、体のとても深いところに鍼を打たれるのですが(「硬結」は体の中、6センチくらいのところにある)、打たれると「キエーッ!」っていう変声が出るのですが(痛くて変顔にもなるw)、そこに何かが確かにあるんです。巨大な何かが。鍼に当たるとグリグリ・ゴリゴリ・ゾリゾリという聞いたことのないような音が体の中からしてきます。そのあと、音がしたところから周囲にじわじわと解放されたエネルギー(のようなもの)が四方八方に伝搬していって、深部からざわざわと波のように広がっていくのです。特に初回は首の後ろのあたりに鍼を何か所も打たれたあと、頭がずっとジンジンして、体の中の動きに「!?!?!?」となりながら、あっという間に施術は終了。

施術の帰りも、頭はずっとジンジンしていて、体の中のあちこちが動いて変化していく感じが続いていました。その日の夜は早く床に入ったのですが、寝る前に昔の悲しい記憶が次々によみがえり、しばらく涙が止まらず…。その日は寝ている間もずっと夢を見ていたような氣がします。

翌日は早朝5時に目が覚め、幼少期の記憶、多分記憶の一番古い記憶を思い出しました。悲しいわけではないのですが、涙が止まらなくなりました。

わたしは乳母車に乗っていて、近所の人に囲まれているのですが、それがとても怖かったという記憶です。

わたしを見て「あら、かわいい!」「きれいな子ね~^^」と口々に言っているのですが、私は怖くてたまらず、ギャン泣きしているのです。

著作者:senivpetro/出典:Freepik

何が怖かったというと、周りの人間の中にある悪意のようなもの(やネガティブな感情、実は底の中に持っているであろう嫉妬、妬みなど)。そういうものを感じて怖くて怖くて仕方なかったのです。

そこで、ハッと氣づいたのですが、私の意識は、それを遠くから見ていました。つまり、赤ちゃんである自分の体には意識がなく、遠くから周りの人や自分を見ていたということです。「人間」というものが怖くて仕方なかったわたしは、乳母車の中にいた、一番古い記憶のその頃から、既に体と心を分離させて生きていたのです!

幼少期のわたしは極度の人見知りで、小学3年生まで母以外の人とほぼしゃべれませんでした。自分と母親以外にしゃべれる相手は、お花や、違う世界の人たち(今思えば他の星や違う次元の人たち)だけ。

とにかく人間や人間社会の悪意(やネガティブな感情)を小さい頃から恐怖に感じていたので、そんな人間が怖くて、人見知りになっていたのか、と腑に落ちました。

松田さんの鍼で、過去一番古い記憶が「硬結」から出てきて、「そうだったんだ。わたし、大変だったんだ!」ということに氣付いたので、分離させてきた小さい頃の自分の意識は統合されていきました。涙が止まらなかったのは、分離した意識が統合されて自分自身に戻ったからです。

人間が苦手なのに、わたし、今までよく生きてきたな、という話です。

わたしは一見、社交的に見えるらしいので、人間が苦手なのがバレないよう、どれだけ頑張ってきたのかと!(笑)

その後も変化は続いていて、治療の回を追うごとに、自分の中にあった混乱が落ち着いて静かにクリアになっているのを感じています。2回目の施術後からは寝ている時に、ほぼ毎晩変な夢・悪夢を見続けてしんどかったのですが、夢の中で悪想念が解放されているのか、日中は日に日に頭がスッキリ。

体の方も、知らないうちに力が入りすぎていたところから、力がちゃんと抜けるようになってきました。体の痛みを感じることも減りました(半年前はほぼ毎日どこかが痛かった)。

先日は3回目の施術を受けてきたのですが、今回はまた感じが違って、施術中にトンカントンカンと大工さんの大工仕事のような音がして、体が建て替えられた感じになりました。大規模な体の基礎工事やり直し的な工事だったようで(笑)、かなりの衝撃でした。施術にトンカチも出て来るし(汗)、受けていたら汗だくになりました…。なかなかに痛くて、施術後はフラフラになったのですが、工事が終わると、内側から爽快感が広がって、今日は体がすごく軽いです。意識もじんわり広がった感じ。

「ああ、わたし、今日も生きてる。うれしいなぁ…!」
そんな安心感と喜びが、体の内側から湧いてきている本日です。

小さな頃から「人間」が苦手なわたしでしたが、人間との付き合い方も覚え、人間の真ん中にある魂の美しさにも触れ、人間との交流を愉しみ、今は心の底から人間大好きなわたしになりました(まるで宇宙人のようなコメント?笑)。
まだちょっと人見知りは残っているのですが(笑)。

そんなこんなで、実は苦手だったものに氣付いて生き還ったわたしの話はこれで終わりです。

松田さんの鍼を受けると、毎回起こる目に見えない変化が大きいので、これからも受けて面白かったことがあったら(笑)レポートしていきますね!

これを読まれたみなさんは、それでも「硬結なんてある!?」と思うかもしれませんが、あります。鍼が当たると、ゴツンとかカチンという謎の音がして、鍼が触れると、ググググ~って動いたり、ウニョウニョ移動したり、本当に生命体のように動くので、愉しんでくださ~い(ΦωΦ)ウヒヒ。

その「硬結」が、わたしたちの人生にネガティブな情報を与えているので、わたしたちは生きづらかったり、自分を制限して生きてしまうのでしょう。

「硬結」が動いていくと、いろんなものがスルスルとほどける感じがします。そして、もっとよりシンプルに、純粋に、自分のままで生きていけるような気がします。

松田さんの鍼は、体の治療というより、「人生を治療」されている感じがします。そんな稀有な鍼治療です。

興味のある方、ぜひ受けてみてくださいね!(毎回残席わずかなので、お早めの問合せがオススメ。東京でも施術されているので、関東の方もぜひ!)

松田さんの京都・東京施術会のご案内
月1回出張施術会を定期開催されています。「硬結」から自由になって自分らしい人生を開きたい方、体験してみてください。
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