こんばんは! 奈良桜井の癒しの風ふうみです。
この秋の夜長、買って読めていなかった大量の本(笑)を、隙間時間に読んでいます。
最近読んだ中でグッと心残ったのが、タオのマスターkan.さんの『問題は解決するな』。2年前に出版された本です。クンルンネイゴンの覚者の本なので難しいかもと思いつつ、読んでみると、行間に流れるエネルギーがなんともやさしく、真理が書かれている本なのに、とても癒されました。
今日は、その中でじんわりハートに来た一節をご紹介します。
地球は、せつない星だと知る
「私なんて、全然ダメな人間だ」「自分には価値がない」そういう自己否定は、よくないものだと一般的には言われています。
しかし私は、「自分はダメだ」と思うことは、とても重要な気づきだと思います。
変な自信や自己肯定感を持つよりも、今後変われる可能性が大きいからです。
そもそも、地球という星自体が幸せな星ではなく、どこから見てもせつない星ですから、そこに生きる人間も少し自信がないくらいでちょうどいいのです。
地球がせつない星だと言うと、違和感を持つ人もいるかもしれません。
「だって、こんなに美しい自然があるじゃないか」「人と愛し合うことができるじゃないか」と。
しかし、どんなに愛し合った人とも、いつかは必ず別れなければなりません。
どんなに美しい瞬間があったとしても、それは必ず失われてしまいます。
また、正しい者が必ず報われるとは限りません。
何より、どんなに幸せな人生だったとしても、誰もが必ずこの星を去っていかなければなりません。どんなにお金やものを手に入れたとしても、この星を去る時は何ひとつ持ってはいけません。
幸せな瞬間と身を切るような別れ。誰もが等しく、その二つを体験します。
さて、この星のどこがハッピーなのでしょうか。
私は、素直に「せつないなあ」と思います。
せつないものをせつないと思う。そして、自分自身なんて、ちっぽけでたいしたことのない存在だと思う。
しかし、すごくせつなくて、すごくはかない存在だからこそ、その反対側も素直に浮かび上がってきます。
花が一輪咲いているその一瞬が、最高に光る時間になり、愛し合うその体験が、得も言われぬ美しい瞬間になります。
せつないということは、それだけ幸せな瞬間があったということです。
愛する人や動物との別れ、好きな物事や時間との別れにせつなさを感じるのは、それだけ別れがたきものがあったということです。
人は幸せも、せつなさも、織り込み済みで生まれてきています。
生きるということには、喪失のつらさや別れの悲しみもあらかじめセットされているのです。だから、そのせつなさを無理に解決しようとしたり、乗り越えようとしたりしないことです。
悲しみもせつなさも、受け止めて、あきらめて、進むことです。
そうすれば、幸せだった時間がきちんと浮かび上がります。
いやだからと、誰にも出会わず、誰も愛さなければ、 別れのせつなさを味わわずにすむかもしれません。その代わり、ずっとひとりぼっちです。
もちろん、そんなフラットな生き方を選ぶこともできるでしょう。
しかし、どんなに自分がせつなさをしたとしても、いつかは自分がこの地球と別れるせつなさを味わわなければなりません。何よりも、そんな人生を充実しているとかおもしろいと思える人はいないでしょう。
であれば、このせつない星で生きる限られた時間に、出会いと別れ、幸せとせつない時間の方を思い切り味わいつくせばいい。
それが、生きるということです。
本当に、地球はせつない星です。せつなすぎます!!(叫)
わたしも過去にせつないことがたくさんありましたし、お客様のお話を聞いていても「それはせつなすぎる!」と思うことが、しょっちゅうです。宇宙の真理で言えば、様々な因果の法則(出したものが返って来る)により出現した事象なのでしょうが、「それはしんどい」「そんな辛い思いをする必要ある?」と思うこともよくあります。
今日も、夕飯時、食卓に夫を呼んだら、座って涙をぽろぽろこぼして泣くので、どうしたのかと聞いたら、数年前に自殺した妹のことを急に思い出したそうで「何か、いつも足りない」と言うのです。いつもは忘れているけれど、何年経っても、彼女を失った悲しみ・喪失感は完全に癒えることはないのでしょう。死んでしまった人には、同じ肉体ではもう会えない。地球の法則では決まっていることですが、本当にせつない話です。
でも、わたしたちはこの地球で「ああ、せつない!」と時々ぶつくさ言いながらも(笑)、kan.さんが言うように、あきらめて、できる限りの体験をしっかり積み重ねて生きればいいのでしょう。
そうしたら、最後、せつなくても、歓びの中で次の転生にいけるのではないかと思っています。
せつない秋の夜長に。
ありがとうございます。
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